
未来に向かって
今後の旅行の在り方を見据え、役立つヒントをご紹介します
トレンドやテクノロジーから消費者の行動や習慣まで、旅行の世界は常に進化し続けています。近年における新型コロナウイルス(COVID-19)の大流行や世界的な情勢不安、気候変動に対する懸念の高まりにより、私たちがどこで、どのように、そして何のために旅行するのかがあらためて問い直されています。
数年後、私たちはどのような世界を経験しているのでしょうか?以下のヒントを参考にして、旅行の未来への理解を深めましょう。




“ソーシャルメディアが私たちの旅に大きな役割を果たしていることは間違いありませんね。”
旅行に関してより意識的な意思決定をしよう
多くの消費者にとって、サステナビリティは最大の関心事となっています。エリックさんは次のように語っています:「今どきの旅行者として、アクティビティから滞在先、さらには食事をするレストランにいたるまで、よりサステナブルに考えることが重要です。私たちが今後何世代にもわたって旅を続けていきたいのであれば、地球を大切にしなければなりません。」
Booking.com(ブッキング・ドットコム)が実施したサステナブルな旅行に関する最近の調査によると、全世界の旅行者の76%がよりサステナブルに旅行したいと回答しています。さらに、74%については、旅行会社がより環境に優しい旅行の選択肢を提供することを望んでいます。
企業は環境に配慮した商品やサービスを提供する責任がある一方で、消費者もより意識的な旅行決定を行うことが可能であり、また、そうすることが求められます。それはつまり、自身の旅行の選択が及ぼす影響について考えを巡らせたり、目的地について自ら学ぶということです。具体的には、観光スポットや宿泊施設など、環境や社会に対する責任を果しているところを選ぶよう常に心がけましょう。また、なるべく観光地から離れた場所を訪れて、オーバーツーリズムへの加担を回避することもできるでしょう。
地元のビジネスを支援しよう
同じように、訪れた地域への恩返しも大切です。家族経営のゲストハウスであれ、個人経営のカフェであれ、まずは可能な限り地元のビジネスを支援することから始めてみましょう。こうした行動によって地域経済が活性化し、人々の生活を守ることができます。また、一般的に製品を長距離輸送する必要がなくなるため、環境への配慮にもつながります。
エリックさんは、「個人的には、地域経済に直接貢献したり、大量生産されていないものを買うことができる個人経営の店をチェックするのが好きです。また、地元のシェフは常に市場で最も新鮮な食材に目を光らせていて、何が旬で何が旬でないかを熟知しています。」と語っています。
同様に、最近Booking.comでスラバヤを旅した旅行ブロガーでGoProインド・アンバサダーのシャランヤ・アイヤーさん(@trulynomadly)も、地元のビジネスへの支援を旅行者に強く勧めています。「東ジャワで過ごした時間は、壮大な冒険に満ちあふれていました。ブロモ山で日の出を拝んだり、ジョディパンの色鮮やかな村やトゥンパックセウ滝を訪れたりすることができたのも、すべて案内してくれた地元ガイドさんのおかげです。初めての目的地を探索するには、生まれ育った場所について独自の視点を持つ地元の人の目を通したものを体験するのが一番です。」と彼女は語ります。


“私たちが今後何世代にもわたって旅を続けていきたいのであれば、地球を大切にしなければなりません。”



快適な環境を抜け出そう
旅行といえば休息やリラクゼーションを連想しがちですが、自分の限界を広げてくれる素晴らしい手段でもあります。実際、Booking.comが実施した2023年の旅行トレンド調査によると、世界の旅行者の73%が自分の限界を試すような「快適な環境を抜け出す」旅をしたいと考えています。
次の旅行では、知名度が高くないスポットを探索したり、ユニークな文化体験に浸ったり、エリックさんがホイアンで楽しんだ水中ウォーキングのような冒険的なアクティビティに挑戦したりしてみてはいかがでしょう。もちろん、日常的な活動でも視野を広げることはできます。「海外旅行の魅力は、日常が特別なものになることだと思います。私たちにとって、標識や案内が馴染みの薄い外国語で表示されている初めての旅先で公共交通機関を利用することは、快適な環境から抜け出すための一つの手段なんです。」と、最近Booking.comを利用して台湾を旅行した日本のコンテンツクリエーターのゆうきさんときょうかさん(@futaritrip_travel)は話します。
また、大変そうに見える一人旅も、特に自分探しの旅に出かける場合は大きな充実感を味わうことができます。エリックさんは、「友人との旅はいつも楽しいものですが、一人で新しい場所を探索することにも魅力を感じます。」とコメントしてます。

新しいテクノロジーを取り入れよう
Googleマップを使って初めて訪れる街を移動したり、Duolingoで外国語の表現を学んだりするなど、テクノロジーによって私たちの旅行の在り方は劇的に変化しています。「インスタについてですか?調べ物に使ったり、人々と思い出を共有したりと、昨今、ソーシャルメディアが私たちの旅に大きな役割を果たしていることは間違いありませんね。」とエリックさんは述べています。
また、オンライン旅行プラットフォームも旅行計画のプロセスを合理化するのに役立っています。例えば、Booking.comでは宿泊施設からフライト、旅ナカ体験まで、あらゆる旅行関連のニーズに対応するワンストップソリューションとなることを目指しています。さらに、ユーザーの好みや過去の選択に基づいたサービスを提供するために、データを駆使したスマート予測テクノロジーを活用しており、常にカスタマイズされたおすすめの情報を提案しています。
これにより、ユーザーは複数のサイトやサービスプロバイダーにアクセスすることなく、使いやすいウェブサイトやモバイルアプリを通じて旅行のすべてを予約することができるため、シームレスでエンドツーエンドの旅行体験が得られます。みなさん、始める準備はできていますか?


エリックさんの旅のヒント
エリックさんの旅のヒント
- 時差ぼけを解消するには
「翌日に向けてリセットするために、なるべく早めに目的地に到着し、できるだけ遅くまで起きるようにしています。また、水をたくさん飲んだり、ビタミン剤や睡眠薬も用意しています。」
- 荷物の中身について
「私は色々考え過ぎて荷物が多くなってしまうタイプなのですが、準備不足で困りたくないんです。私の旅の必需品は、フェイスマスクやハンドクリーム、リップバーム、しっかりとしたネックピローなどです。また、ホテルで使う自前の圧縮可能な枕やランニングシューズ、水泳パンツ、ゴーグルを常に持って行きます。本当に、いつ必要になるかわかりませんから!」

